2001年宇宙の旅は意味不明で当たり前?モノリスに何も書かれてない理由
最終更新:2023/1/16
もしあなたがこの映画を意味不明だと感じたらあなたはちゃんとこの映画を見れているかもしれない。
2001年宇宙の旅は「人類が再び進化したらどのような世界が見えるか」という問いへの答えとして製作されたので、我々進化する前の人類がまともに見ても意味がわからないのは当然なんです。前半は猿から人間への進化、後半は人間から超人類への進化を描いているので後半になるにつれて徐々に物語が破綻していく。
この映画は映画史残るSF映画の金字塔ともいうべき作品でその後の数々の映画(マトリックス、インターステラー、エヴァンゲリオン...)に影響を与えたと言われている。
ところでこの映画にはモノリスと呼ばれる巨大な石が登場する。まだ原始時代の類人猿がこの石に触ると途端に知能を持ち始める、という設定だ。2001年、宇宙飛行が可能になった人類は再びこの石を月面で発見し、そして触ってしまう。そこから人類の第2の進化がはじまる。。。というのがこの映画の大筋である。
ところでこの石、どこかで見たことがないだろうか。そうワンピースで解読された時に世界のすべてが明かされるとされている石「ポーネグリフ」だ。他にも石によって人間や動物が進化するという設定は山ほどある。ポケモンの「石」による進化、天空の城ラピュタの石版...こうした石を使った知能の伝達の演出は2001年宇宙の旅以降のコンテンツで定番となった。