ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
最終更新:2022/10/6
いい意味でスター・ウォーズらしくない作品でした。スターウォーズ正史には映画を製作する上で決まり事が多すぎるんです。フォースとかライトセーバーとか、スカイウォーカーの血筋の者が主役とか、劇中で言わなければならない決まったセリフがあるなどなど。さらに過去作も踏まえた作品でなければならないので、どうしても型にはまった作品になってしまいます。自由がないのですよね。一方でローグワンは初めてのスター・ウォーズのスピンオフ映画です。なのである程度自由がきいたのではないのかなと思いました。 例えばローグワンではジェダイはまったく出てこないし、スカイウォーカー家もほとんどストーリーに絡んできません。フォースを使えないほぼ一般の人々がローグワンとして活躍します。だからある意味スターウォーズぽくないよね?って見る人もいると思いますが、ローグワンでは作品の雰囲気(キャラクター、衣装、音楽)などをスターウォーズ正史と合わせることでちゃんと「スターウォーズ」になっていると僕は感じました。 スター・ウォーズ正史(特にエピソード4)に縁のあるキャストがいっぱい出てきたのも嬉しかったです!ダースベイダーはマスクなので誰が演じてもわからないですが、ちゃんと声優はおなじみのジェームズ・アール・ジョーンズが演じています。ラスト10分のダースベイダーの無双っぷりは、過去からのファンを充分満足させるような内容じゃないでしょうか。