ミュージアム
最終更新:2022/10/11
原作既読 原作に忠実に映画化していた! 最後の方の犯人との会話、姉弟、意味深なラストシーンなどは改めて原作を確認してみないといけない(割と覚えていない) 小栗旬の刑事の乱れ狂っている感じも生々しいし、妻夫木聡演じる犯人の狂気を感じさせる感じは素晴らしく、妻夫木聡スゴイ!と思った 原作では後半失速したような気がしていたが、実写にすると盛り上がるなぁと思ったり ある意味淡々とした絵柄とも相まって、原作は流し読んでしまった気がするが、今回の映画化により感情や想いのぶつかり合いが表現され見応えが増しており、楽しむことが出来た! 実写映画化とはこういう感じでやってほしいものだ。原作のマンガや小説ではない生身の人間が放つ熱量や感情を(こちらが意図していたり考えていたものとは違っても)表現・体現して新たな映画化としての作品とする。 今回はそれが出来ていた。そんな気がする 姉妹や犯人との会話、ラストシーンは変更点だったようだ 意味深なラストシーンは原作よりも家族の姿を日光のもとで見せることでより不穏な空気を出しており、原作よりも好きかも知れない 犯人との会話も生々しさみたいなものが増しているので悪くないだろう 兄弟姉妹の設定は物語の骨組みを崩すことなく成立していたように思う パンフレットなどだと殺人鬼についてや裁判員制度についてなどが語られている事が多いが、裁判員制度の問題点への描写は控えめにされているためかそれほど個人的には響いてこない