ハスラー2

『ハスラー2』は映画よりも日本にビリヤード文化をもたらせた名作です。ポール・ニューマン主演の1961年の映画『ハスラー』の続編です。『ハスラー2』の公開で「ハスラー＝ポール・ニューマン」のイメージが定着しました。大物俳優「ポール・ニューマン」と新鋭俳優「トム・クルーズ」の共演で話題となり大ヒットしました。日本で公開されるとビリヤードブームを巻き起こし都市部ではプールバーと呼ばれるビリヤードホールが相次いで開店しました。ビリヤードブームはバブル景気も相まって数時間待ちの状態もしばしばでした。昔は腕利きのハスラーだったエディ（ポール・ニューマン）は酒場で賭けビリヤードをしているヴィンセント（トム・クルーズ）という青年に目が留まります。エディはヴィンセントたちをビリヤード選手権に誘います。こうして３人はビリヤード選手権に参加するためアトランティック・シティを目指す3人の武者修行の旅が始まりました。エディはヴィンセントにゲームの勝ち方、負け方、そして負けて金をかせぐ方法など自分の知っていることをすべて伝えて一流の勝負師に育てようと思います。エディは昔の勘を取り戻しアトランティックシティーでのビリヤート選手権にエントリーします。エディとヴィンセントは最終グループで対戦し接戦の末にエディが勝ちます。次の日、ヴィンセントとカルメンがエディに金を渡します。試合は八百長だったとヴィンセントが告白します。ヴィンセントはエディに賭けていたのです。ヴィンセントがエディを超える勝負師になっていたのです。準決勝を棄権したエディは八百長で得た大金を賭けてヴィンセントと真剣勝負に挑みました。