バックトゥーザ・フューチャー
最終更新:2022/10/2
「バックトゥーザ・フューチャー」の過去に遡る設定に「この手があったんだ!」と思いました。主人公の両親の「慣れ染め」をハリウッド映画にしてしまうエンタメ大国のアメリカのスケールを感じました。大枠のストーリーは高校生のマーティ(マイケル・J・フォックス)が親友のドク博士(クリストファー・ロイド)が発明したデロリアン号のタイムマシーンで誤って1985年から1955年に戻ってしまうところから始まります。両親が結婚してマーティが誕生したという平凡な話をマーティが過去に遡る設定は有名です。マーティがタイムマシーンで過去に戻って結婚前の両親に曹禺するという発想の面白さがこの映画の大ヒットにつながったと思います。独身時代の両親が交際から結婚までマーティの努力のおかげでさまざまな障害を乗り越えて結婚する。つまり、1955年にマーティという息子の活躍で自分が誕生したというオチは痛快です。タイムマシーンを登場させると難しいSF映画になりがちです。しかし、オチャメな老科学者と近所の元気な高校生とスポーツカータイプのタイムマシーンを絡めることでコメデイ要素の強い映画になっています。アメリカの黄金時代と呼ばれるアメリカン50S(1955年)のセットや音楽など時代設定も細かく再現されていて素晴らしい!クレジットにこっそり「スピルバーグ製作・ロバート・ゼメキス監督」とありスティーヴン・スピルバーグは凄いなと改めて感じます。また、マイケル・J・フォックスがパーキンソン病に罹ったニュースは衝撃的で「バックトゥーザ・フューチャー」で彼の演技の素晴らしさにいつも感動させられます。