ウォーキング・ゾンビランド
最終更新:2022/10/27
主人公たちがゾンビに襲われる展開にはもう飽きた!と言う方にぜひ見て欲しい映画です。なんとこの映画は、主人公がゾンビになってしまった世界です。この映画を観るまで、主人公たちが、ウイルスに感染してゾンビになってしまった仲間と、しぶしぶ戦うことになるシーンはあっても、主人公自身がゾンビになってしまった展開には驚きました。しかも、ゾンビになってしまっても、ゆっくりではありますが言葉を話したり、理解したり、自分自身の境遇を逐一ナレーションしたり、考え事をしたりと理性のもとで行動することが可能という特殊なゾンビになっていました。この、ゾンビになってしまった主人公の他にもちょっとおばかな保安官や、いきなりハードボイルドな保安官の息子、ハニートラップ、窃盗常習姉妹や下ネタをついこぼしてしまう男性たちなど、個性あふれるキャラクターたちが時にゾンビと死闘を繰り広げ、時にわちゃわちゃしながら、共にゾンビのいない土地へと旅をしていきます。この映画で印象に残ったのは、おばかな保安官のせいで死ぬはずではなかった人たちが何人が犠牲になっていた所です。そのシーンを観ていて、「あーあ…やってしまった…」という感じになりました。おばかな保安官のやらかしの中でも、駐車場で出会った、ゾンビではなく人間の少女に、「お父さんを探している」と伝えられた時に保安官が「ゾンビは皆そう言うんだ。」と言って倒してしまった時が一番衝撃でした。もう一度リピートしてみてみたいと感じた作品でした。