プレデター:ザ・プレイ
最終更新:2022/10/28
「プレデター:ザ・プレイ」ははっきり言って駄作です。プレデター・シリーズ最新作(第5弾)ですが話題にもなっていません。プレデター・シリーズはこれまで新作を発表してきましたが、その都度評価を下げてついに話題にもならない作品に成り下がってしまいました。登場人物はもとより、時代や場所の背景は視聴後に調べなければ理解できない作品になってしまいました。1719年のコマンチ族が主人公で日本人にはピント来ません。若い女性ナルと兄タアベを中心に物語は展開していきます。プレデターの高度な殺人能力で原始的なコマンチ族の若者たちが次々と殺されるシーンが多く「当たり前じゃん」と思いました。プレデターの弱点は低体温の人間は認識できないというシーンが一ヶ所あります。このシーン以外はプレデターに立ち向かう勇敢なコマンチ族の若者がひたすら殺されて亡くなるので登場人物(脇役)たちを覚えることができません。コマンチ族は原始的で無謀な人種と思わせる映画ではないのでしょうか?そう意味で捉えられた場合、人種問題になりかねません。また、バッファロー狩りに来た白人たちが登場して呆気なく全滅します。この白人がフランス人ということは映画中ではサッパリわかりませんでした。プレデターを底なし沼に誘い込んで身動きの取れないプレデターに向けて矢を撃たせ戻って来た自分の矢で殺す呆気ない顛末です。主人公の若い女性ナルだけがプレデターの殺戮から逃れて村に帰郷して歓迎されて終わります。第一作目のアーノルド・シュワルツェネッガーのプレデターが偉大な作品だったことを改めて認識させられます。