風の谷のナウシカ
最終更新:2022/10/29
「風の谷のナウシカ」はテレビのロードショーで度々再放送されています。この映画を見るたびにバブル期のイケイケ日本を感じます。「風の谷のナウシカ」の主題歌は安田成美が担当しています。1984年の日本の時代背景から宮崎駿監督のアニメ映画時代が始まります。この映画の大成功で日本映画にアニメ映画と言う大きなジャンルが確立したと思っています。今の日本でヒット映画と言えば「アニメ作品」が主流となっています。「風の谷のナウシカ」は「最終戦争で荒廃した世界」を背景にした「北斗の拳」や「エヴァンゲリオン」などと同じ世界観となっています。文明崩壊後の地球を支配する生命体(ポスト人類)は何なのか?「風の谷のナウシカ」では巨大な菌類からなる樹海に蟲(オーム)と呼ばれるダンゴムシのような生物たちが棲んでいます。宮崎駿監督の映画作品の作風を決定づける記念碑的な映画だと思います。宮崎駿監督の後続のジブリ映画を見るたびに「風の谷のナウシカ」が原点だといつも思ってしまいます。この映画の「火の7日間」「墓所の主」「腐海」「瘴気」「青き清浄の地」「森の人」「巨神兵」などの意味を理解する必要があります。この後、ジブリ映画を楽しむためにこれらのような個性的なキーワードが出てくる映画でありことに気づきました。この映画でナウシカが乗り回す「風の谷のガンシップ」の疾走感、トルメキアと土鬼(ドルク)の都市戦争を楽しめたらジブリ映画を楽しめると思います。