感染家族
いやーシュールでしたなぁ笑 ゾンビの原因は初めから説明してくれる親切設計と青年ゾンビのシュールな道中から始まるこの物語。自分勝手過ぎる笑家族がゾンビビジネスをしつつ、青年ゾンビをもはや家族として迎えるオイオイとツッコミたくなるようなコメディな中盤までと、パンデミックなゾンビスリラーな要素が出てくる後半にも笑いを忘れずに最後までシュールなコメディゾンビ映画として走りきった作品。 あとは…いくつになっても子供のように欲望にまっしぐらな男たち笑と危機的状況でも守るもののために強さを発揮する女性たちのたくましさ、そしてケンカしたり罵りあったりしながらもなんだかんだ絆で結ばれている家族の強さ、たくましさを描いている作品とも言える。 全体的にシュールなコメディ作品であり、色々とゾンビ関連ではツッコミ処もあるが、その辺も笑いとして受け入れて楽しんだ方がいい作品笑 田舎の町にやって来た一人のゾンビ。そんな彼に噛みつかれたガソリンスタンドを営む一家の父親。しかし、彼は何故か若返ったように元気に!それから一家はゾンビビジネスを始めるが… オープニングからゾンビの原因を説明しながら登場する青年ゾンビという親切設計。 そこから青年ゾンビが辿る行く末がシュール笑 襲ってもスルーされ、子供にバカにされ、犬に追いかけ回され…もはや可愛さすら漂うゾンビの姿に笑える。 そして、「ゾンビ一体ぐらいいてもそう簡単には襲われたりして始まらないぜ!」と他のゾンビ映画に言っているような感じでゾンビパニックはサッパリ起きないという笑 主人公であるガソリンスタンド一家はなかなか個性的というやり過ぎというか…長男の嫁の強さよ笑 能天気長男に欲望まみれの次男、ゾンビに金的かます長女…そして噛まれた父親 でも、父親はゾンビにならず、青年ゾンビは捕獲して飼い始める始末笑 ゾンビに警戒してるはずなのに、なんだそりゃの距離感でゾンビと生活を送る一家もシュールだし、入れ歯でいいんかい!とツッコミ入れたり… ゾンビでの若返りにおじさん達が殺到するのもシュールだし、若返ったおじさんのムダな元気アピール(シュールなSE)も笑える展開 何故キャベツ?(脳ミソに似てる?)何故ケチャップ?(血に似てる?)などツッコミ処アリつつ、ゾンビで一儲けしたりゾンビと散歩していく一家。 キャベツ畑でのスローモーションでのやり取りは「いや、ソイツゾンビ!笑」と思いながら見てたり… ゾンビに対する思いに顔が赤くなる長女…(ちゃんとしたらイケメンだもんな) そんなビジネスがうまくいくわけもなく、噛まれたものたちはゾンビと化しパニックが始まる… そこから感染の拡大スピードが早すぎるとか、色々とツッコミたい処はありつつもあっという間にパンデミックでゾンビまみれに。 そんな危機的状況でもケンカしたりする家族や能天気発言の長男のやり取りに笑いつつもゾンビスリラーと化していく。 妊婦の嫁さんが産気づく中にの緊張感というクワイエットな展開も面白い そこでやってくる次男のアホさ加減もシュールで、事態の悪化のさせ方よ笑 そこから、ゾンビパニックになりながらも長女が勇ましく出てきたかと思いきやピンチになったり、そこに颯爽?と現れる青年ゾンビ(ロマンチックにスローで演出したり)、長男が男気見せたりとモリモリの展開 そして青年ゾンビとの別れ、初めて喋った言葉と点火(いつそんな動き覚えたの?)などを繰り広げ、命からがら抜け出した一家(この間になんと出産!大丈夫なのか?) しかし、長男が感染…と来て悲しいエンディングかと思いきやのワイハ帰りの父親が忘れた頃に登場!(国中パニックになってるはずなのにお気楽なもんで笑) そして父親の姿を見て始まる新たなビジネス… 危機的状況でもたくましく欲深い人間の業を最後に持ってくるあたりはゾンビ映画らしいと言えばらしい(なんでゾンビがきちんと並んだり腕出すのかは謎だが笑) 長男も回復して、青年ゾンビも無事に家族に加わるというハッピーエンドな感じもよろしいかと! 色々とツッコミ処はありつつもゾンビ映画らしさとシュールコメディを合わせて最後まで走りきった意欲作! 多分監督はゾンビ映画とかパニック映画とかお好きな人でしょう! 個人的には長男が何度かかますドロップキックの勢いが好きですね笑