風立ちぬ
最終更新:2022/8/31
映画風立ちぬは宮崎駿監督のいじの作品と言われている。 その一つの理由としてこの作品が立ち上がる前に宮崎駿監督は引退を表明していた。しかし息子の宮崎吾朗がコクリコ坂で好成績を残したのを見て意地になってこの作品を作り上げたと言われている。宮崎駿監督は自分の映画の試写会で感動しないということを自分で言ってる。しかしこの映画を見た後は宮崎駿監督自身が自分で泣いている。それほど心を込めた作品でもあるし宮崎監督自身を投影した作品であると言える。正直この作品を見た後すごく辛い気持ちになった。登場人物である二人はエリート中のエリート。彼らはお金も才能もあり貧困や仕事にあえぐ庶民たちを横目で見ながら好きなことをしている。そうした恵まれた環境全て思っても最後は結核に破れ飛行機は戦争の具と成り下がってしまう。もちろん宮崎駿監督自身もこの結末が badend でありしかし不可避的なバッドエンドであるということが分かっている。つまり宮崎駿監督自身も才能に恵まれつつも最終的には自分の納得いく作品を作ることができなかったという意味だと思う。 だとしたら凡人で才能もお金もない私たちはどうしたらいいのか。